HHKB Professional HYBRID Type-S 30周年記念モデルを正直にレビュー【限定750台】

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HHKB Professional HYBRID Type-S 30周年記念モデルの本体

PFUの名作キーボード HHKB(Happy Hacking Keyboard) の誕生30周年を記念して登場したのが、今回レビューする HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨(30周年記念モデル) です。

最大の特徴は、HHKB史上はじめて採用された 押下圧30g の”フェザータッチ”。さらに 限定750台赤色のControlキー全キー中央印字記念ステッカー など、30周年ならではの特別仕様が詰め込まれています。

本記事では、実際に届いた製品を開封しながら、良い点・気になる点を正直にレビューします。

※価格・在庫状況は記事執筆時点(2026年6月)のものです。最新情報はPFUダイレクトの公式ページをご確認ください。

30周年記念モデルとは?まずは結論

HHKBは1996年に初代が発売されて以来、プログラマーやライターを中心に根強い人気を誇るコンパクトキーボードです。その 30周年を記念した数量限定モデル が本機になります。

通常モデルとの一番の違いは、押下圧が45g → 30g に軽くなっていること。「HHKB史上もっとも軽い打鍵感」と公式がうたうとおり、羽のように軽い”フェザータッチ”が体験できます。

結論から言うと、

  • 軽い打鍵感が好きな人には文句なしでおすすめ
  • ただし、HHKB特有の”もっちり感”を期待する人には好みが分かれる

という一台でした。限定750台・赤Controlキー・中央印字といった所有欲を満たす要素も多く、30周年の記念碑として買う価値は十分にあると感じています。

スペック・基本仕様

項目内容
製品名HHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列/墨(30周年記念モデル)
商品コードPD-KB820BSC1
価格39,600円(税込)
限定台数750台(日本語配列/墨)
キースイッチ静電容量無接点方式
押下圧30g(通常モデルは45g)
キーストローク3.8mm
キー構造Type-S(高速タイピング性+静粛性)
印字中央印字/墨/昇華印刷
キー数69個
インターフェースBluetooth Ver4.2LE/USB Type-C(ケーブル別売)
サイズW294×D120×H40mm
重さ約550g(電池含まず)
電源単3形乾電池×2本/USB給電
電池持続時間約3カ月(目安)
対応OSWindows、macOS、Android、iOS、iPadOS、visionOS

なお、この「限定750台」は本モデル(日本語配列/墨)単体の台数です。30周年記念モデルは6種類(墨・白・雪 × 英語/日本語配列)展開で、全体では国内合計3,000台が用意されています(このほか米国・中国でも販売予定)。内訳は以下のとおりです。

カラー英語配列日本語配列
750台750台
300台300台
450台450台
合計1,500台1,500台

本記事でレビューしている日本語配列/墨は750台で、白(300台)や雪(450台)より割り当ては多めですが、全体3,000台の中の一部であることに変わりはなく、希少な数量です。

公式サイトでのレビュー評価も 4.7 と高評価。価格は4万円弱と決して安くはありませんが、限定モデルらしい所有満足度の高い内容です。

⚠️ 注意:本機にはUSBケーブル(Type-C)は付属していません。有線で使う場合は市販のケーブルを別途用意する必要があります。

開封・内容物レビュー

まずは開封から。届いたのは想像よりコンパクトな箱でした。キーボードと並べてもこのサイズ感です。

配送箱とHHKBキーボードのサイズ比較

外箱は「ダンボールはリサイクル」のマーク入りで、環境に配慮したシンプルな梱包。

中から出てくる化粧箱がこちら。マットなブラックの質感に、右上には HHKB 30th Anniversary のホログラムシールが貼られていて、限定感を盛り上げてくれます。

HHKB 30周年記念モデルの化粧箱(30th Anniversaryホログラムシール付き)

箱を開けると、本体は梱包材でしっかり保護されています。すでに 赤いAnniversaryキーが装着済み なのが箱越しにも見えてテンションが上がります。

内容物を並べるとこんな感じです。

HHKB 30周年記念モデルの内容物一式(本体・電池・予備キートップ・引き抜き工具・記念ステッカー)
  • HHKB Professional HYBRID Type-S 本体
  • 30周年デザインキートップ(Controlキー)※本体に装着済み
  • 通常のControlキートップ(予備)
  • キートップ引き抜き工具
  • 単3形アルカリ乾電池 ×2本
  • 記念ステッカー(30周年ロゴ+初代製品ロゴ)
  • 取扱説明書

電池が最初から付属しているのは地味にうれしいポイント。届いたその日からすぐにワイヤレスで使い始められます。引き抜き工具も同梱なので、赤キーと通常キーの付け替えも簡単です。

外観・デザイン(赤Controlキーと中央印字)

本機のデザイン上のハイライトは、なんといっても 赤いControlキー

30周年記念デザインの赤いAnniversary Controlキー

「墨(スミ)」のミニマルな黒一色のボディの中で、この赤がアクセントとして強烈に効いています。キートップには 30周年ロゴと「Anniversary」の文字 が昇華印刷されており、ガジェット好きの所有欲をくすぐる仕上がりです。

赤が主張しすぎるのが苦手な場合は、付属の通常Controlキーに付け替えれば落ち着いた見た目にもできます。赤キーは”買った人だけの特権” として残しておく、という選択もアリですね。

HHKB Professional HYBRID Type-S 30周年記念モデルを真上から見たところ(中央印字)

もう一つの特徴が 全キー中央印字。通常モデルの墨/白は左上に文字が刻印されていますが、本機は文字がキー中央に配置されています。これにより、HHKBらしいミニマルでまとまりのある外観になっています。

墨カラーは光の当たり方で文字の見え方が変わり、ほとんど無刻印のように見える角度もあります。このストイックな佇まいが好きな人にはたまらないはずです。

打鍵感(押下圧30gのフェザータッチ)

本機最大の魅力が、押下圧30g による軽い打鍵感です。

HHKBの通常モデルは押下圧45gで、静電容量無接点方式ならではの”スコスコ”とした心地よいタッチが特徴。本機はそこからさらに15g軽くなり、指を置いただけで沈み込むような軽さになっています。

長時間タイピングしても指が疲れにくく、ライティングやプログラミングなど 打鍵量が多い人ほど恩恵を感じられる はずです。Type-S構造による静粛性も健在で、「軽い・速い・静か」の三拍子がそろっています。

一方で、この軽さは 好みがはっきり分かれるポイント でもあります(詳しくは後述の「気になる点」で正直に書きます)。

通常モデルとの違い

通常モデルとの主な違いを表にまとめました。

項目30周年記念モデル通常モデル
押下圧30g45g
印字中央印字左上印字(墨・白)/中央印字(雪)
Controlキー赤色・30周年ロゴ通常キー
同梱品電池+記念キートップ・引き抜き工具・記念ステッカー電池のみ
台数限定750台通常販売
キー構造/方式静電容量無接点・Type-S静電容量無接点・Type-S
サイズ・重さ同じ同じ

ベースとなる性能(静電容量無接点方式・Type-S・HYBRID接続)は通常モデルと共通で、「軽さ+限定デザイン」が30周年モデルの付加価値 という位置づけです。

良い点

1. とにかく軽い打鍵感
30gのフェザータッチは唯一無二。長文入力でも指が疲れにくく、一度慣れると戻れない軽さです。

2. 所有欲を満たす限定デザイン
赤いControlキー、中央印字、ホログラムシール、記念ステッカー。限定750台という希少性も含め、「持っているだけで満足できる」一台です。

3. 届いてすぐ使える同梱品の充実
電池・引き抜き工具・予備キートップまで付属。追加で買い足すものが(USBケーブル以外は)ほぼありません。

4. HHKBの完成された使い勝手はそのまま
コンパクトな配列、HYBRID接続(Bluetooth+USB)、キーマップ変更機能など、HHKBの強みはしっかり継承しています。

気になる点

1. 軽すぎて好みが分かれる
30gは軽い反面、HHKB通常モデル(45g)特有の”もっちりとした”打鍵感は薄れます。45gの重みが好きな人には物足りなく感じる可能性があります。まずは店頭などで試せるなら試したいところです。

2. 価格は4万円弱と高め
通常モデルでも高価なHHKBですが、本機は限定モデルということもあり39,600円。性能差は「押下圧」が中心なので、コスパで選ぶ製品ではない点は理解しておきたいです。

3. USBケーブルが別売
有線で使いたい人は、別途Type-Cケーブルを用意する必要があります。

4. そもそも入手が難しい
限定750台のため、タイミングを逃すと購入自体が困難。狙っている人は早めの行動が必要です。

こんな人におすすめ

  • 軽い打鍵感が好き、または45gが重いと感じていた人
  • HHKBユーザーで、記念モデルをコレクションしたい
  • 長時間タイピングする ライター・プログラマー
  • ミニマルで所有欲を満たす ”一生モノ”のキーボードが欲しい人

逆に、HHKBの45gのもっちり感が好きな人や、コスパ重視の人は通常モデルを検討したほうが満足度は高いかもしれません。

総合評価

HHKB 30周年記念モデルは、「軽さ」という新しい価値と、限定モデルならではの特別感を両立した一台でした。

押下圧30gのフェザータッチは賛否が分かれるものの、軽い打鍵感を求める人にとっては最高の選択肢になります。加えて、赤いControlキーや中央印字、記念ステッカーといった所有満足度の高さは、価格以上の”買って良かった”を感じさせてくれます。

「実用性」よりも「特別な体験と所有感」に価値を見いだせる人ほど、満足できる製品です。限定750台という希少性を考えると、気になっている人は早めの確保をおすすめします。

本記事はメーカー公式情報(PFUダイレクト)および実機をもとに作成しています。仕様・価格は変更される場合があります。

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