職場が遠い人は時間で損している
職場の近くに住むべき理由を考えるうえで時間単価という考え方が非常に重要になります。
時間単価とはざっくりいうと「あなたの1時間はいくらですか?」といった感じです。時給と同じです。
あなたの時間単価はいくら?
時間単価を求めるには以下を計算してみてください。
時間単価 = 「1か月の収入 ÷ 一日の勤務時間 ÷ 30 」
例えば、、
- 月収20万
- 1日7時間勤務
の方の時間単価は、
時間単価 = 20万 ÷ 7 ÷ 30
≒ 950円
になります。つまり、1時間が950円というようなイメージになります。
(正確には、あなたは1時間あれば950円分の働きができますという意味になります。)
次に通勤時間を求めて、通勤時間が1か月あたり何時間あるのか、そしてその時間に時間単価をかけるといくらになるのかを求めます。
通勤時間 × 時間単価
通勤時間を求めてみてください。
1か月の
通勤時間 = 「往復の通勤時間 × 20 」(20: 営業日)
例えば、片道1時間30分かけて通勤している人が1か月で通勤にかけている時間は
1か月の通勤時間 = 1時間30分 × 2 × 20 = 60時間
になります。これに上で求めた時間単価950円をかけると1か月で通勤時間でいくら損しているかが求まります。
1か月の損失 = 「時間単価 ×
」1か月の
通勤時間
1か月の損失 = 950円 × 60時間 = 57,000円
まとめると、、
- 月収20万
- 1日7時間勤務
- 片道1時間30分
の人は通勤時間だけで月に57,000円も損していることになります。
片道30分になったら?
通勤時間を片道30分にしてみたらどうなるでしょう。同じように計算してみます。
時間単価 = 20万 ÷ 7 ÷ 30
≒ 950円
1か月の通勤時間 = 30分 × 2 × 20 = 20時間
1か月の損失 = 950円 × 20時間 = 19,000円
まとめると、、
- 月収20万
- 1日7時間勤務
- 片道30分
の人は通勤時間だけで月に19,000円損していることになります。
1か月の損失が57,000円 ⇒ 19,000円になりました!
その差は 57,000円 – 19,000円 = 38,000円 です。
これが何を意味するの?
上記の条件で計算した結果をまとめると以下になります。
- 片道1時間30分: 1か月あたり57,000円損
- 片道30分 : 1か月あたり19,000円損
- 差額: 38,000円
これが何を意味するかというと、、、
通勤時間を片道1時間短くすると38,000円分の時間を得ることができる
ということになります。そしてこれは次の結論につながります。
通勤時間が30分になるのなら今よりも家賃が38,000円高く出しても元が取れる
これが職場の近くに住むべき理由になります。
最後に
時間単価というのは豊かに生きている多くの人が身に着けている考え方になります。
もし今通勤に1時間以上かけている人は時間単価を考えてみて職場の近くに住むことを検討してみてください。
存せず賢く生きましょう!
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